新古書店一冊10円の読書感想

学校に行くには電車に一時間は乗っていなくてはなりません。乗り換えもしなくてはなりませんし、満員電車では本を読むこともまかりなりません。
しかし、
不可能でも可能にしてしまうってのはなんとも意思の固いことです。すっごい狭い空間で新聞を器用に読んでいるサラリーマンには敬意を覚えます。
前置きはさておき、
この間、近くの古本屋、最近威勢のいい、所謂新古書店ですか、そこへよってみますと、在庫処分か何かで一冊10円のセールをやっていました。
まぁ、あれですね、音楽家には認められているのに、漫画家には無いっていう、あれですよ。そのおかげで新古書店は猛威を振るい、再版がかからない漫画がでて、日本の文化がなんとやらですよ。もう何が言いたいのかわけわかめですね。とまぁなにやら考えて、何冊か本を購入しました。
持ち運びが便利な文庫本を買いますね。

「呪怨」とかいうホラーを読みました。
いやぁ、稀に見る不気味さ。
最近のほらーは実際に起こりそうな話ばかりだったんで、死人が現れて関係ない人を殺すっつーのはリアリティがなくっていいですね。
まぁまぁでした。
午前中で読み終えてしまったので、次の日は二冊持って学校へ。
満員電車の中、椎名誠の「麦の道」を読む。
さらっと読めましたが、読書の体勢ではありませんでした。娯楽としていけました。
これも昼前に読み終えてしまったので、これは友達にあげました。10円って、気楽でいいです。

んで、二冊目は「人間失格」太宰治です。
読んでると、まるで自分の事のように思えてきて（私はお金持ちでも何でもありませんが）ひどくへこみました。生まれてすいませんってか。

まぁ、そんなところです。
残ってるのは「卍」と「帝都物語」・・・

何かの本に、気に入った言葉を見つけたら線を引こうとありましたが、本に線を引くってなかなかできることじゃないです。誰かに読まれたら（特に親族や友人に）恥ずかしいじゃないですか。